ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長【写真:Getty Images】
ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は、チームの絶対的エースであるアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインが今夏に宿敵へ移籍しないことを確信しているようだ。19日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。
イグアインは、今夏に宿敵ユベントスへ移籍する可能性が浮上したことでその去就が注目されている選手だ。同クラブはイグアインと個人合意に至り、設定されている9400万ユーロ(約110億円)の契約解除金を支払うつもりでいると報じられている。
しかし、18日に行われたリーグ会議でユベントスのジュゼッペ・マロッタCEOもデ・ラウレンティス会長もその可能性を否定。そして同会長は、「イグアインはユベントスは行かないよ。また、セリエAの別のクラブへ移籍することでさえ正当なことではない」と翌日にも再びその可能性がないことを改めて強調した。
同会長は、「ゴンサロは我々ともう2年間契約が結ばれているんだ。契約解除金を支払うクラブが現れなければナポリに残ることになる。それだけのお金を支払えるだけのクラブはあまりない」とその理由を述べている。
「それにナポリのサポーターへ誓ったように見えていたこの愛を裏切れるかどうかも見てみる必要があるね。今のところは彼が何もしゃべってはいないことからも、この状況は単なる噂だけで生じられたものなんだ。ゴンサロは今月の25日にチームへ合流するはずだよ」
今のところは“禁断の移籍”が実現の余地はなさそうだが、この噂のせいでイグアインの立場が悪くなったのは事実だ。果たしてどのように関係を修復するのか、今後の展開に注目が集まる。
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