プレーによって芝生の長さが違うことに驚いた
―――女子マネージャーに就任される時点で、どういうことをご存知でしたか? この選手は知ってたとか。このルールはわかってたとか。
私、11人でやるのも知らなかったんです(笑)。スポーツニュースとかで、何クラブかの名前、ガンバ大阪や浦和レッズなどの名前は知っていましたが、選手の詳細までは知らなかったですし、日本代表戦もあまり見てこなかったので。そんな自分が経験した素の感情を多くの方に伝えたいなと思います。現地に行かないとわからないことがたくさんあります。
―――最初のうちは、どういうところに楽しみを見出してましたか?
ゴールはもちろんですけど、スタジアムでサポーターさんが作る雰囲気を楽しんでいました。コールやフラッグ、横断幕もすごいじゃないですか。試合っていうよりも、そちらのほうを楽しんでいたかも(笑)。それは行ってみてびっくりしました。他には、誰か特定の選手のユニフォームを多くのサポーターの方が着ていたら、その選手に注目して見たりしていました。
―――選手の名前はもうだいぶ覚えられましたか?
全員はなかなか難しいですけど(笑)。だいたいのスターティングメンバー、あとはリオ五輪世代が同世代なので、若手選手には注目していますね。海外移籍されましたが、昨シーズンからサンフレッチェ広島の浅野拓磨選手には注目しています。他には鹿島アントラーズの植田直通選手とかですかね。
―――Jリーグ公式サイトの動画で、カメラマンさんとかアナウンサーさんとかにインタビューされてますよね。そういうお仕事のなかでサッカーをどんどん知っていかれたんですか? ほかにご自身で意識してやられていたこととかはあるのでしょうか?
サッカー関連のニュース、テレビ番組、記事は注目して見るようになりましたね。最初はあまりわからなかったんですけど、注目されている選手、活躍されている選手は、何回も見たりするので、そこから覚えていったり。JリーグのWEB動画でも、クラブのスタッフさんにインタビューして、勉強になったこともたくさんありますね。
―――あの動画、結構マニアックなところ行くんだなと思いました(笑)。
そうですね(笑)。グラウンドキーパーさんに取材して、ラインの引き方を教えていただいたり、試合前のロッカールームに入らせていただいたりと、なかなかできないことを体験しました。
―――そのなかで印象的だったことはありますか?
印象的なのは……芝(笑)。グラウンドキーパーさん。クラブによって、プレーによって芝の長さが違うっていうのは意外でした。あとは審判、レフェリーの方が実際試合中に使っているものを触らせていただいたり。ユニフォームも着て、腕に巻くものや、ワッペン、イヤホンもつけてレフェリー気分を味わえました
―――あの腕に巻くものって結構ブルブルするんですか?
結構きます(笑)。レフェリーの方は色々なものをたくさん身につけてますけど、試合中遠めだとわからないじゃないですか。こんなにたくさんいろいろポケットに入れたりしてて、雨の日とか大丈夫なのかなって思ったんですけど、結構マジックテープがしっかりしてました(笑)。