サントスの“ガビゴル”ことFWガブリエウ・バルボーザ【写真:Getty Images】
サントスのブラジル代表FW“ガビゴル”ことガブリエウ・バルボーザは移籍する覚悟を決めたようだ。17日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。
ガビゴルは2004年にサントスのユースでキャリアをスタート。そこで600得点以上決めてきたことから“ガビゴル”と呼ばれ、16歳にトップデビューを果たした。しかし遂にそのクラブと別れを告げる時が訪れたようだ。
現地時間16日にブラジルリーグ第15節が行われ、サントスとポンチ・プレッタが対戦。試合はガビゴルのダメ押し弾により、3-1でホームのサントスが勝利している。
そこでガビゴルは、ゴールを決めた後に意味深長なゴールパフォーマンスをした。フィールドに描かれているサントスのエンブレムの前で跪き、そして接吻。試合後にインタビューへ呼ばれたガビゴルは、別れを告げるかのようなその行動についてこう説明している。
「まるでここでする最後の試合かのようにプレーしたんだ。もうすぐすれば何か分かるかもね」
そして「アルビ・ネグロ(白と黒)の僕のハートは君(サントス)のためにずっと鼓動し続ける。サントスは僕の人生なんだ。死ぬまで愛し続ける」とインスタグラムでも別れるかのようなコメントをしている。
ガビゴルは、ユベントスが獲得を狙っている選手だ。18日にはボーナスも含めた1800万ユーロ(約20億円)のオファーを提示し、保有権を持つサントスと同選手の代理人と父親を説得するための話し合いが行われると報じられている。
サントスの逸材が欧州へ上陸する日は近いかもしれない。
【了】