ミランのカルロス・バッカ【写真:Getty Images】
ミランはエースが35億円オファーを拒否したことで財政難に陥っているようだ。15日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。
ミランは、この数日間コロンビア代表FWカルロス・バッカの獲得に関心を示したウェストハムと交渉をしていた。その結果3000万ユーロ(約35億円)の移籍金で両クラブ間が合意に至り、ウェストハムはバッカに年棒420万ユーロ(約5億円)での4年契約を提示した。しかし同選手はこのオファーを断ったようである。
バッカは、今季にチャンピオンズリーグへ出場するクラブを新天地の優先条件として挙げているとのこと。そのためウェストハムのプロジェクトには納得せず、より国際的なアピール力が強いビッグクラブからのオファーを待つとみられている。
しかし、そのバッカの決断がミランの計画を台無しにしている。同クラブは現在、ビジャレアルに所属するアルゼンチン代表DFマテオ・ムサッキオを獲得するための資金を必要としていた。そこでウェスト・ハムから支払われる移籍金をその資金に充てようと考えていたようだ。
なかなか成立しないクラブの売却交渉に続き、選手も売却できずに資金難に嘆くミラン。それらの問題が解決しない限り、前には進めないようだ。
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