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リベルタドーレス杯決勝は、コロンビアとエクアドルの伏兵クラブ対決に

text by 編集部 photo by Getty Images

インデペンディエンテ・デル・バジェ
リベルタドーレス杯決勝に進んだインデペンディエンテ・デル・バジェ【写真:Getty Images】

リベルタドーレス杯の決勝カードが決まった。コロンビアのアトレティコ・ナシオナルとエクアドルのインデペンディエンテ・デル・バジェという伏兵クラブ同士の対決となった。15日、アメリカメディア『ESPNデポルテス』が報じている。

波乱が起きた。エクアドルの小クラブがFWカルロス・テベスらを擁する優勝候補ボカ・ジュニアースをホーム、アウェイで連勝し退けたのだ。ホームのキトで2-1と先勝していたインデペンディエンテ・デル・バジェは、ボカ・ジュニアースのホームで行われた第2戦でも3-2で勝利した。この日はディエゴ・マラドーナ氏も観戦に訪れるなど、完全アウェイの中での勝利だった。

1958年創設のこのクラブは、いまだ国内タイトルを獲得したことがないというクラブで、初のタイトルがリベルタドーレス杯という可能性が出てきた。

もう片方の山では、コロンビアのアトレティコ・ナシオナルが、こちらもブラジルの名門サンパウロをホームで2-1、アウェイで2-0のトータル4-1と完勝し、決勝にコマを進めている。

ナシオナル・メデリンの呼び名でも知られるアトレティコ・ナシオナルは、1989年に、伝説のGKレネ・イギータを擁しリベルタドーレス杯を制しており、トヨタカップで来日した際にはACミランと激闘を演じている。

サッカー大国ブラジルとアルゼンチンの両国クラブのいずれもが決勝に進めないというのは、1991年以来25年ぶりのケースであり、先のコパ・アメリカでも見られたように、南米の勢力図にも変化が現れてきたことを実感させている。

【了】

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