セビージャの清武弘嗣【写真:Getty Images】
セビージャの清武弘嗣がスペインの大手メディアに取り上げられ、リーガエスパニョーラ挑戦の抱負を語っている。15日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
スペインの大手スポーツメディア『マルカ』で、「ウン・キヨ・ハポネス(日本人選手清武)」と銘打たれたタイトルの記事が、セビージャの名所、黄金の塔の前に手を広げて立つ清武の写真と共に掲載されている。
清武は、そのインタビューの中で「言葉も分からなかったし、練習初日は緊張していた。しかし、皆が快く受け入れてくれ非常にうれしかった」と述べ、「クラブの歌を覚えたいと思っている。そして、ファンの皆さんに早く自分の事を知ってもらえるように最大限のプレーをするつもりだ」と語っている。
スペイン挑戦について「このリーグの選手たちは、皆素晴らしいテクニックを持っている。それがここで挑戦したいと思った理由である」とコメントし、「レアル・マドリーやバルセロナと同じピッチでプレーできるのはある種の感動だ」と述べた。
そして「いつもイニエスタの映像を、彼が何をするのかと予測しながら見ていた。彼と同じピッチでプレーするのが本当に楽しみだ」と続けている。
「タイトルを獲りたいし、それができると信じている」とインタビューは締めくくられている。残念ながら負傷により、アメリカでプレーシーズンを過ごすチームから離脱した清武。それでも、スペインメディアはドイツで実績を残してきた9人目の日本人選手と注目をしている。ファンの期待に応えるためにも、自身の夢の実現のためにも一日も早い復帰が待たれるところだ。
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