電撃辞任の可能性が浮上したマンチーニ監督【写真:Getty Images】
日本代表DF長友佑都が所属するインテルの指揮官ロベルト・マンチーニ監督が電撃辞任する可能性が浮上しているようだ。14日付のイタリア紙『ジャンルカディマルツィオ.com』が報じている。
インテルは、16日からアメリカツアーに向けて出発する予定だ。しかしマンチーニ監督が記者会見で見せた不満を嗅ぎつけて、インテルのマイケル・ボーリングブロークCEOが休暇を中断して突然ロサンゼルスからわざわざ合宿地までやって来た。そして同監督は、煩雑な問題を片づけるために合宿地を後にしたようだ。
マンチーニ監督は、マンチェスター・シティに所属するMFヤヤ・トゥーレがお気に入りである。「彼は世界最高峰のMFだ。彼の悪口を言う者はサッカーを分かっていない」と発言し、「残念ながら彼をここで見れる望みはもうなくなった」とクラブが同選手の獲得に動くつもりがないことに落胆している。そして「私がイングランド代表監督に? そう噂されて嬉しいよ。私はここにいる」と否定はせず、就任の意思があることを示した。
さらにマンチーニ監督は「不満なんてないよ。CEOとは会ったけど移籍市場については話していない。それに誰がそれを決めているのかさえも知らない」とクラブとの関係が冷め切っていることを示唆している。
同日行われたテストマッチでの覇気の無さに加え、不満だらけの言動からマンチーニ監督が辞任する可能性が浮上しているようだ。後任監督としてはチェーザレ・プランデッリ氏やレオナルド氏の名前が挙がっている。
新体制のインテルは、すでにシーズン開幕前から暗雲が漂い始めているようだ。
【了】