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香川真司が今季初合流。軽快な動きで好調アピール【現地から貴重映像!ドルトムント練習風景】

text by 編集部

ドルトムント練習風景

 日本代表MF香川真司が合流したボルシア・ドルトムントは、現地時間12日の午前10時過ぎからブラッケルの練習場でトレーニングを行った。

 夏の陽気の下、まず選手たちは場内をランニングで2周する。新戦力のオスマネ・デンベレ、セバスチャン・ローデ、ミケル・メリーノの姿もある。メリーノは本日がドルトムント加入後の初練習となった。

 次に選手たちは3組に分かれる。等間隔に配置された人型のポールを周りながらボールを回して、ウォーミングアップをこなした。スベン・ベンダーらと同じ組に入った香川は、引き締まった表情で、入念に体をほぐしながら取り組んだ。

 監督トーマス・トゥヘルの大きな声が響く。BVBを率いて2季目となる指揮官も気合い十分だ。続いて選手たちは、グラウンドの中央で輪になってストレッチをして、ピッチの脇でラダートレーニングを行った。

 14日からはオーストリアでの短期合宿に入る。プレシーズンでは最初の合宿に向けて、ドルトムントは着実に始動している。

 次いで、5人ずつの3組(青ビブス・赤・ビブスなし)に分かれ、[5×5+フリーマン1人(白ビブス)]のロンドを行う。フリーマンには早速ローデが入った。トゥヘルが練習の軸にロンドを据えるのは、昨季と変わらない。

 香川は、アドリアン・ラモス、ソクラティスらとビブスなし組に入る。新加入のデンベレに比べると、やはり慣れた様子だ。周囲に手振りで指示をしながら、軽快なステップと動きでボールを追った。

 最後に、ロンドに取り組んだ時と同じメンバーでミニゲームを行う。フォーメーションは1-3-1で、ビブスなし組はワントップがラモス、そしてトップ下に香川だ。香川は、小気味良いドリブルと柔らかいボールタッチで、攻撃を組み立てた。合間合間には手を叩いて、味方を鼓舞する。コンディションは良好のようだ。

 快晴で気温が上がる中、負傷者を出すことなく、約1時間30分でトレーニングは終わった。

 8月の本格的なシーズン開幕に向けて、ドルトムントも香川も順調にスタートを切っていると言えそうだ。

(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

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