アヤックス時代のズラタン・イブラヒモビッチ【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドに所属するFWズラタン・イブラヒモビッチは、過去にチームメートに殺されかけたことがあるようだ。12日付の英紙『ザ・サン』が報じている。
現役時代にオランダリーグ1部のアヤックスで2年間イブラヒモビッチのチームメートだった元エジプト代表のミド氏が告白している。
同氏は2003年の3月23日に行われたPSVアイントホーフェンとの対戦で、「あの日私は先発メンバーから外されたことにショックを受けていたよ。私が入った時にはすでに0-2で負けている状況だったんだ。そこでピッチでズラタンと口論が始まった」と当時を振り返っている。
そして試合後のドレッシングルームで状況がさらに悪化したようだ。「私は誰彼構わず怒鳴っていたけど、ズラタンは私に怒鳴っていたよ。その時私はちょうど足首に巻いていた包帯を切るためにハサミを持っていたんだ」。
そこで何が起きたかは、イブラヒモビッチが出版した自伝『アイ・アム・ズラタン』でも綴られており、「ミドがオレに向かってハサミを投げて来たんだ。奴は完全にイカれていたよ。そのハサミはオレの頭をかすめて壁に突き刺さった」と書かれている。
しかし、「お互いの顔を見てそれから笑い出した。私はズラタンに『お前を殺しかけたってことを分かっているのか?』と言うと、彼は『勿論分かっているさ』と答えた」と直後に和解したことを明かしている。
笑い話で済んだ話だとはいえ、一歩間違っていれば、お互いに別々の人生が待っていたことだろう。
【了】