バルセロナのリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
バルセロナのリオネル・メッシ応援キャンペーンがスペイン国内に混乱をもたらしている。12日、スペインラジオ局『カデナ・セール』が報じた。
先日、脱税容疑にて禁固21ヶ月の有罪判決が下ったメッシだが、クラブはSNS上でメッシサポートキャンペーンを開始。クラブが望んでいた影響とは全く異なり、非難が集中している状況だ。
同キャンペーンへの不快感は税務署にも届いたようで、税務署の労働組合は会長であるカルロス・クルサード氏は「バルセロナが今回行っているような脱税を行なった一人の選手に対するキャンペーンは、我々国民に税務責任の改善を促すことにはならない」と痛烈に批判した。
スペインスポーツ省のミゲル・カルデナル氏も「メッシのキャンペーンは間違っている」と断罪しており、さらにSNS上ではバルセロナファンでも反メッシサポートのハッシュタグでキャンペーンを批判する動きもでている。
実刑判決が下ったメッシだが執行猶予がつくのではないかと予想されている。スペインを揺るがす一大事件へと発展してしまった今回の騒動の結末はいかなるのものになるのだろうか。
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