EUROベストイレブンに選出されたディミトリ・パイエ【写真:Getty Images】
EURO2016で名を上げたフランス代表のMFディミトリ・パイエが、所属するウェスト・ハムのデイビット・サリバン会長から称賛された。12日に英紙『スカイスポーツ』が報じている。
開幕戦となったルーマニア代表との試合では、オリビエ・ジルーの先制点をアシストすると、後半終了間際にはパイエが鮮やかな勝ち越しゴールを決めた。続くアルバニア戦でも後半アディショナルタイムにゴールを決めて勝利に貢献している。
また、準々決勝のアイスランド戦では1得点1アシストの活躍でチームを勝たせ、最終的に決勝戦にまで駒を進めることとなった。もともと、FKの上手い選手として知られていたが、EUROでの活躍によりさらに名を上げた。
この活躍により夏の移籍市場でも注目の的となりそうだ。これについてサリバン会長は「パイエを販売する可能性はないね。ビッグクラブが彼の獲得を望んでいるみたいだが、それは幸せなことではない。彼には1億ポンド(約135億円)の価値がある。彼が今シーズン、ウェスト・ハムでやってきたことが物語っている。彼は非常に才能がある選手だ。彼はおそらく、世界最高のフリーキッカーと言えるだろう」と語り、同選手の実力に太鼓判を押した。
EUROでは3得点2アシストの活躍を見せ、ベストイレブンにも選出されている。EURO全体の選手の総合バロメーターでも1位に輝いた。フランス代表にとっても、そしてウェスト・ハムにとっても、パイエの存在は大きなものになっている。
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