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名将への序章か。Cロナ、ハーフタイムに選手を鼓舞「いいか。オレたちは絶対に勝てる」

text by 編集部 photo by Getty Images

ロナウド
試合中に選手に指示を出すクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】

 EURO決勝戦でフランス代表を下して悲願の初優勝を遂げたポルトガル代表だが、その裏にはエースの鼓舞があったようだ。英紙『ザ・サン』が伝えている。

 ポルトガルはエースでありキャプテンでもあるクリスティアーノ・ロナウドが前半で負傷交代。エースには不安が走ったが、延長戦にまでもつれ込む激戦を制した。

 サウサンプトンに所属するDFセドリック・ソアレスは、ロナウドが負傷したことについて「僕やチーム、そしてみんなにとって少しショックだった」と述べる一方、ハーフタイムにロナウドがチーム全員を激励していたことを明かしている。

「ハーフタイムで、クリスティアーノは僕たちに素晴らしい言葉をかけたんだ。彼は僕たちを大きく信頼してくれた。“いいか。オレたちは絶対に勝てるはずだ。だから一緒に残って戦う”と言ったんだ。信じられなかったよ」

 交代後は治療のためロッカールームへと戻ったロナウドだが、延長戦に入るとピッチに戻り、チームメイトに必死に声をかけて鼓舞している。

 24歳のソアレスは「試合中いつも選手に素晴らしい言葉をかけていた。僕は本当にこのチームの一員としてチャンピオンになれたことを幸せに思う」と、ロナウドの声がチームの励みになっていたと語っている。

 フェルナンド・サントス監督を押しのけてチームに指示を飛ばす場面はまるで監督さながらと話題にもなったが、将来的にはチームを鼓舞するモチベーターとして名将への仲間入りを果たすかもしれない。

【了】

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