マウロ・イカルディ(右)とワンダ・ナラ氏(左)【写真:Getty Images】
日本代表DF長友佑都が所属するインテルの主将FWマウロ・イカルディの妻であり代理人でもあるワンダ・ナラ氏が、クラブと一悶着を起こしたようだ。10日にイタリアの『カルチョメルカート.com』が報じている。
同日ナラ氏は、突如「#calciomercato(移籍市場)」とツイート。「残念ながら私じゃなくてクラブが決めたこと」とクラブが売却することに決めたと解釈させると「私もマウロも移籍は望んではいない。クラブには売る必要があるみたい。移籍金は4000万ユーロ(約44億円)…7000万ユーロ(約77億円)…インテルのためにね」とツイッターでサポーターや記者らと会話をし、その後にそれら全てのツイートを消したようだ。
さらに「インテルはイカルディを売りに出したように見えるわ。多くのクラブが関心を示しているから状況を検討しましょう」と『カルチョメルカート.com』の独占インタビューに応じた。
「私も彼も移籍は望んではいないけれど、明らかに引き留めてはおけないクラブの経済状況を理解したわ。契約解除金は設定されていないからクラブが桁外れの金額を求めなければよいと思う」
一方で、新オーナーはイカルディを常に非売品と考慮しているようだ。23歳の同選手へはユベントス、アトレティコ・マドリー、パリ・サンジェルマン、トッテナムが獲得に関心を示しているとみられている。4000万ユーロ(約44億円)を上回る高額オファーも届いているようだが、インテルは売却したくはないと同時に昨年に延長したばかりの契約を更新しようとは考えていない。
午後にイカルディとクラブは和解をしたようだが、ナラ氏の怒りが鎮まったかどうかは分からない。今後の進展に注目だ。
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