ポルトガル代表のレナト・サンチェス【写真:Getty Images】
ポルトガル代表MFレナト・サンチェスが、EURO史上最年少優勝の記録を樹立した。10日にイタリアの『カルチョメルカート.com』が伝えている。
現地時間10日にEURO2016決勝が行われ、ポルトガル代表とフランス代表が対戦。延長戦に決めた決勝ゴールでポルトガル代表がEURO初優勝を果たしている。
18歳と326日でこの決勝戦に出場したサンチェスは、EURO史上最年少決勝進出者となっていたが、優勝したことでEURO史上最年少優勝者となった。これまでの最年少優勝記録保持者は、20歳と63日で優勝を経験した元イタリア代表のピエトロ・アナスタージ氏である。
一方で、これまでの最年少決勝進出者記録保持者は、19歳と150日で決勝戦に出場した同胞のFWクリスティアーノ・ロナウドだ。ロナウドは現地時間2004年7月4日にポルトガルで開催されたEUROでこの記録を樹立していた。
今夏に3500万ユーロ(約38億円)とみられる移籍金でバイエルン・ミュンヘンへ移籍したサンチェスの驚くべき点はそれだけではない。現地時間6月14日に行われたアイスランド戦では18歳301日でのユーロデビューを飾り、同国の主要国際大会最年少出場記録を更新している。
さらに、現地時間6月30日に行われた準々決勝では、ポーランドとの対戦で今大会初ゴールを決め、EURO本大会の最年少得点ランキングで歴代3位に入った。決勝トーナメントに限ればEURO史上最年少得点者である。
先日には18歳とは思えないほどの堂々としたプレーから年齢詐欺疑惑まで浮上したサンチェス。今年はまさにそのサンチェスが欧州で旋風を巻き起こしそうだ。
【了】