バルセロナのリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
バルセロナに所属するFWリオネル・メッシは脱税問題の渦中にある。その同選手をサポートしようと、バルセロナがツイッターでハッシュタグ#WeAreAllLeoMessiで応援キャンペーンを行ったところ、多くのサポーターから批判の声が寄せられたようだ。9日に英紙『テレグラフ』が報じている。
メッシと父親のホルヘ・メッシ氏は、2007年から2009年にかけて特に同選手の肖像権収入に絡む脱税目的でタックスヘイブン(租税回避地)に会社を設立。それにより、両者は420万ユーロ(約5億円)を脱税したとしてスペイン税務当局から告発されていた。そして先日、懲役21ヶ月の判決が下っている。
同紙によると、バルセロナは「レオは一人ではないことを伝えたい。メンバー、サポーター、ファン、選手、メディア、我々はすべてを招待している」との声明を発表し、メッシを勇気づけようとキャンペーンを実施。背番号10を意味する”両手を広げたジェスチャー”の写真投稿も促している。
しかし、ツイッターでは「私は税金を払っているし、他の選択肢はない。自分自身を恥じるべきだ。黙って罰則を受けよう」といった声や、「なぜ、こんな戯言がトレンドになっているのか」、「このハッシュタグは、間違ったことを言っている」など、期待とは裏腹に批判の声が相次いでいる。また、手錠をはめられた状態で両手を広げたジェスチャーの写真も投稿された。
【了】