元ポルトガル代表のルイス・フィーゴ氏【写真:Getty Images】
2004年のEURO準優勝時のキャプテンでもあるポルトガル代表のレジェンド、ルイス・フィーゴ氏は、ポルトガルが宿敵フランスを倒し、悲願であるEURO制覇を成し遂げると信じている。9日、スペイン紙『アス』が報じている。
ポルトガルにとってフランスは1975年以来、41年もの間勝っていない不倶戴天の相手である。フィーゴ氏自身も2000年のEURO準決勝、2006年ワールドカップ準決勝でいずれもフランスに夢を打ち砕かれており、「どちらも拮抗し、激闘だったが最後は彼らの前に屈した」と述べる。
しかし、フィーゴ氏は、サッカーにはそういう不吉なジンクスは存在せず、過去のネガティブな歴史は繰り返さないとコメントする。
そして、「今は難しい美学、コンセプトを議論する場合でない。ややこしいこと抜きにチームのパフォーマンスを称える時なのだ」と述べ、チームのマネージメントを預かるフェルナンド・サントス監督の手法を称賛している。
フィーゴ氏は「ポルトガル代表史上、最も難しい試合の一つとなるだろうが、彼らが勝つと信じている」と自身が越えられなかった、フランスの壁、EURO決勝の壁の突破を後輩たちに託した。
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