フランス代表で躍進中のディミトリ・パイェ【写真:Getty Images】
日本代表DF長友佑都が所属するインテルは、中国資本の投入で移籍市場を席巻するかもしれない。7日付の英紙『デイリー・ミラー』が報じている。
インテルが獲得を狙っているのはEURO2016で一躍時の人となったウェスト・ハムのディミトリ・パイェだ。開幕戦では終了間際に見事な決勝ゴールを上げて一気に注目を浴びると、第2戦でも2戦連続でゴールを決め、同大会ではこれまでの6試合に全試合出場して3得点と2アシストを決めている。
現在29歳のパイェは、以前からレアル・マドリーやバルセロナといったビッグクラブに注目されていた。しかし、ここに来てインテルが4450万ユーロ(約49億円)のオファーを提示するとみられている。
そして、インテルの指揮官であるロベルト・マンチーニ監督もフランス紙『レキップ』でパイェを高く評価していることを明かしている。現地時間7日に行われたEURO2016の準決勝の試合前にも、フランス代表の理想的な11名の先発メンバーに彼を選んだ。
「パイェを選んだのは(ドイツ代表の)メスト・エジルの方がこういったレベルの試合の経験は上だけど、彼は違いを見せることができる選手だからだよ。ウェスト・ハムの試合も観ていたけれど、昨季はキャリアでベストシーズンだったね。そして今も絶好調だ」
EURO2016の開幕戦では一躍母国の英雄にもなったパイェ。彼にとって遂にビッグクラブへ移籍する時が訪れたのかもしれない。
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