バルセロナのリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
アルゼンチン代表での敗北と脱税容疑への判決で失意に沈んでいるリオネル・メッシに、イングランドから魔の手が忍び寄っているようだ。7日、イギリス紙『ザ・サン』が報じた。
5度のバロンドールを勝ち取りサッカー史上最高の選手としても名前が挙がるメッシ。バルセロナでは主将も務め、まぎれもないリーダーとしてチームを牽引している。しかし、コパ・アメリカでは2大会連続で決勝で敗れ、先日には父親とともに執行猶予の可能性が高いとはいえ脱税容疑で21ヶ月禁錮の判決が下った。
メッシは脱税容疑で告訴されるなどスペイン国内でのゴタゴタも手伝い、家族からのプレッシャーの影響力が少なくなるであろうスペイン国外への脱出を検討しているのではないかとみられている。その噂を裏付けるかのように、同紙によるとチェルシーのオーナーであるロマン・アブラモビッチ氏が、自身の豪華ヨット上でメッシの父親でもあり代理人でもあるホルヘ・メッシ氏と会談を行なったようだ。
チェルシーはメッシ獲得に1億3000万ユーロ(約145億円)という金額を移籍金に用意しているとしており、選手には週給70万ユーロ(約8000万円)、年俸にして3640万ユーロ(約41億円)のオファーを出す準備があると報じられている。
メッシ獲得には移籍金、給与、諸費用の合計で6億3000万ユーロ(約706億円)が必要になると言われているが、実現すれば世界を揺るがす電撃移籍となることは間違いない。
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