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EURO2016 8年前

ロナウドとベイル、2人の巨人擁する“小国”対決の行方は。鍵を握るNo.2の欠場

EURO2016準決勝が現地時間の6日に開催される。驚異的な勝負強さを誇るポルトガル代表と躍進するウェールズ代表の一戦は、ともにレアル・マドリーに所属する巨人、クリスティアーノ・ロナウドとガレス・ベイルの対決となった。(文:Keiske Horie)

text by 編集部 photo by Getty Images

1000万人vs300万人の戦い

ガレス・ベイルとクリスティアーノ・ロナウド
ガレス・ベイル(左)とC・ロナウド(右)【写真:Getty Images】

 EURO2016準決勝で激突するポルトガル代表とウェールズ代表を取り巻く環境は対称的だ。

 ウェールズ代表は今大会最大のサプライズの一つであり、勝ち進むにつれて大きな人気を獲得している。大エースのガレス・ベイルだけでなく3-5-2と特殊な布陣を敷くチームの組織力は目を見張るものがあり、ソリッドで完成度の高いサッカーを展開している。

 ポルトガル代表は終始不安定なパフォーマンスをみせ未だ90分間で一度も勝利していない。それでも、グループステージでは参加国拡大による新ルールによって何とか3位で決勝トーナメントに駒を進め、その後も延長戦とPK戦を制して準決勝まで辿り着いた。

 一方で両国の共通点といえば、どちらも欧州の中では小国であるということだ。

 国家としてはイギリスに属するウェールズは厳密には“国”ではないが、同地域の人口は300万人とみられている。サッカー界では大国のイメージのあるポルトガルも決して人口が多い国ではなく、オランダ、ベルギー、ギリシャといった国々よりも少ない人口1000万人となっている。

 そんな小国といえる両代表だが、ポルトガルはクリスティアーノ・ロナウド、ウェールズはガレス・ベイルというレアル・マドリーの2人の巨人を擁している。両選手の活躍に注目が集まることは必至だ。

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