ウェールズ代表のハル・ロブソン=カヌ【写真:Getty Images】
昨季のチャンピオンシップ(イングランド2部)で戦力外通告を言い渡されたウェールズ代表FWハル・ロブソン=カヌが、エバートン加入に迫っているようだ。英紙『デイリーメール』が伝えている。
現在27歳のロブソン=カヌは、チャンピオンシップに所属するレディングの下部組織出身。その後は3度の期限付き移籍を繰り返しながらも、レディング一筋でプレーし続けてきた。
昨季限りでレディングとの契約は満了となったが延長するには至らず、7月以降は無所属となっている。
しかし、EURO初出場なったウェールズ代表に選出されるとたちまち躍進の立役者に。グループリーグ第2節のスロバキア戦で決勝点となる逆転弾を叩き込み、ベルギーとの準々決勝でも貴重な勝ち越し点を決めてUEFAが選ぶマン・オブ・ザ・マッチにも輝いている。
2部では戦力外となった“無所属エース”のもとにはオファーが殺到しているようで、中でもエバートンが強い興味を示しているという。
ロベルト・マルティネス前監督の解任によって就任したロナルド・クーマン新監督がロブソン=カヌの獲得を望んでいるようだ。現在ロブソン=カヌはフリーのため、移籍金は発生しない。
EURO前は代表キャリアで28試合2得点という成績だったロブソン=カヌだが、EUROでは2度の貴重なゴールで母国のベスト4入りに貢献している。
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