マッティア・デ・シリオ(左)とレオナルド・ボヌッチ(右)【写真:Getty Images】
EURO2016でのイタリア代表の健闘は市場価格にも反映されてるようだ。3日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。
イタリアはEUROの準々決勝でドイツに敗れて敗退した。しかし下馬評を覆したこれまでの健闘が実り、2億7900万ユーロ(約317億円)とされていた大会前の同代表チーム全体の市場価格が、大会後には3億5000万ユーロ(約397億円)と7100万ユーロ(約80億円)も上昇したようである。
今大会屈指の守備陣では、特にレオナルド・ボヌッチの価格が3000万ユーロ(約34億円)から5000万ユーロ(約56億円)に大きく上昇。さらにマッティア・デ・シリオの価格も1000万ユーロ(約11億円)から少なくとも1800万ユーロ(約20億円)まで上昇したようだ。
中盤ではエマヌエレ・ジャッケリーニの値段が600万ユーロ(約6億円)から2倍の1200万ユーロ(約13億円)に上昇。そして23歳のステファノ・ストゥラーロの値段が1000万ユーロ(約11億円)から1500万ユーロ(約17億円)に上昇したようである。
前線は誰も評価を下げず、今年の1月に1100万ユーロ(約12億円)でインテルに移籍したエデルは、大会前に800万ユーロ(約9億円)まで評価を下げるも大会後には1200万ユーロ(約13億円)まで上昇。PK戦で外したグラツィアーノ・ペッレも600万ユーロ(約6億円)から2倍の1200万ユーロ(約13億円)に上昇したようだ。
代表チームへ所属選手を送ることを嫌うクラブチーム。しかし選手たちの評価を上げてくれたアントニオ・コンテ前監督には感謝する必要がありそうだ。
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