ガレス・ベイル(左)とクリスティアーノ・ロナウド(右)【写真:Getty Images】
初出場となるEUROでついにベスト4までたどり着いたウェールズ代表。エースのガレス・ベイルは次戦のクリスティアーノ・ロナウド擁するポルトガル代表との一戦は、個人ではなくチームの戦いと強調している。1日、スペイン紙『アス』が報じている。
ベイルは、嫌が上でも注目が集まるロナウドとのレアル・マドリー対決について、「これはポルトガル代表との試合であって、ロナウドとの試合ではないのだ」と過熱する報道にクギを刺す。
また、優勝候補のベルギーに快勝したベスト8の一戦については「我々にはゲームプランがあり、完璧に遂行できた」と述べ、「我々は、我々自身に強い自信を持ち、我々が進む一歩一歩から学び、自分たちのスタイルを突き進んでいることを示しているのだ」と力強く語っている。
そして、「まずはベルギー戦の勝利を祝いたい。ファイナルに行けるかは自分たち次第だ。我々はウェールズが経験したことのない歴史を作ることができる」と述べ、「1958年のワールドカップでベスト8に進んだチームに誇りを持っているが、今は我々の時だ」と続けた。
そして、大会を通じ大声援を送り続けるサポーターにも「最高のサポートだ。彼らを愛している」と思いを伝えるベイル。ロナウドとのマドリー決戦に注目が集まるのは当然のことだが、今大会のウェールズがベイルだけのチームでないのはもはや明らかだ。チームに対する力強いコメントからも、ベルギー戦に続くジャイアントキリングを大いに予感させる。
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