3バック採用か。レーブの警戒「イタリアはクリアなシステム」
3バックと4バックのどちらにするか、状況に応じて柔軟に選択するとレーブは公言していた。クロースは「(3バックか4バックかは)監督たちが決めること」としながらも、次のように述べている。
「イタリア代表とのテストマッチで3バックはとてもよく機能したし、それは全く偶然ではなかったね」
そしてスロバキア戦では先発から外したが、レーブはゲッツェを構想外にしたとは言っていない。それからイタリア戦までは中5日空いた。その間に各選手のコンディションがどのように調整されたかが、まずは重要となってきそうだ。
もっとも3月のテストマッチと比べて、イタリア代表のメンバーは大幅に変わった。3バックは、ユベントスのキエッリーニ、ボヌッチ、バルザーリ、前線にはプレスの先鋒となりつつ、しなやかにカウンターを繰り出すペレとエデルに代わっている。
レーブは「今大会のイタリアのスタイルはとても印象的だ」と言う。
「強固なディフェンスを行うためによく訓練された選手と、素早いカウンターを可能にする偉大な攻撃の選手を揃えている。ピルロの穴をとても上手く埋めて、クリアなシステムを敷いたね」