バイエルン・ミュンヘンのシャビ・アロンソ【写真:Getty Images】
EUROで3連覇を狙ったスペイン代表が敗退したことで、ヨーロッパサッカー界の一つの潮流が終わりを告げた。その黄金時代を知る、MFシャビ・アロンソはその終焉を悲しんでいる。1日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
バイエルン・ミュンヘンでプレーするMFは「こんなに早く敗退して胸が痛い。ついこの前まで自分もあの場にいたし、多くの選手たちを知っている。彼らがどんな気持ちでいるかも分かっている」と母国の敗退を語る。「イタリアが難しい相手というのは分かっていたことで、相手は非常にいい準備をしていた」と続ける。
そして、2014年のワールドカップで代表を引退しているアロンソは「我々は非常に素晴らしいサイクルにあった。しかし、これを続けていくのは難しい」と述べる。また、今後については「代表はしっかりしたベースを持っている。ロシアワールドカップに向けても、素晴らしい選手たちがおり、正しい軌道にあると思っている」と大きな変化は必要ないと考えているようだ。
今年35歳を迎えるアロンソは「EUROは大会ごとにレベルが上がっている。優勝候補はわからない」とスペイン敗退後のEUROについてこう語る。最強スペインの中心選手だったアロンソ。自身もプレーしていた代表のサイクルの終焉を目の当たりにするのは寂しいことだろう。また新たなサイクルを作り出すチームの登場を楽しみにしたい。
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