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スタメン:中村憲剛(川崎F)
スタメン:宇佐美貴史(G大阪)
控え:家長昭博(大宮)、柴崎晃誠(広島)
オフェンシブハーフには、ゴールとアシストを主に、攻撃に関する決定的な仕事ができることを基準とした。
一人目は、今季も川崎Fのパスワークの中心に君臨する中村。リーグ断トツとなる攻撃CBPとパスCBPの数値に加え、スルーパス数とラストパス数でもリーグ全体で1位の数字を残した。圧巻のパフォーマンスを披露しながらも、優勝が決まる可能性があった第16節では負傷によって欠場。またしてもタイトル獲得の夢はかなわなかったが、その悔しさを力に変えて今季を笑顔で終えることはできるか。
左サイドには宇佐美を起用した。ノーゴールの時期も続いたが、攻撃CBPはリーグ全体でも4位、ドリブルCBPは3位の数値だ。最終的には4ゴール5アシストとまずまずの結果を残した。再びドイツへと旅立つエースの穴は大きく、果たしてチームとしてどのように穴を埋めていくのか。
1年でJ1へ帰ってきた大宮は1stステージで5位と躍進。その中心選手である家長は表の中の選手内でドリブル成功率がトップで、スルーパスの成功率は2位につける。持ち前の強じんなフィジカルを生かしたボールキープから、スルーパスを繰り出して多くの好機を演出した。
2人目の控えは柴崎だ。アタッキングサードへのパス成功率が2位で、スルーパス成功率は唯一80%を超える数値を残して堂々の1位。リーグトップタイとなる6アシストを記録し、結果を残した。豊富な人材がそろうポジションにあって、フル出場を果たしており、指揮官からの厚い信頼がうかがえる。
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