MF:ヴィクトール・コバレンコ(ウクライナ)
ウクライナ代表のヴィクトール・コバレンコ【写真:Getty Images】
【所属】シャフタール・ドネツク
ヴィクトル・コバレンコは昨年のU-20W杯で得点王を獲得して一躍注目を浴びた。所属するシャフタール・ドネツクでは中国に移籍したブラジル人FWアレックス・テイシェイラの抜けた穴を見事に埋めて一気に評価を高めている。
昨年9月に初招集されたA代表では、今年3月の親善試合から順調に出場を重ねてEUROでもグループステージの2試合に先発出場。すでに9番を与えられるなど、大きな期待を背負っている。
スピードに乗った直線的な突破が持ち味で、細かなテクニックで相手を翻弄するタイプではない。182cmの身長は大柄な選手の多いヨーロッパにおいてそれほど目立つものではないが、ピッチ上での存在感は20歳のものとは思えないほど大きい。さらなる飛躍のためには1シーズンで1ゴールもあげられなかった得点力の向上が課題となるだろう。
【次ページ】MF:アンテ・チョリッチ(クロアチア)