浅野拓磨【写真:Getty Images】
U-23日本代表としてリオデジャネイロ五輪出場が決まったFW浅野拓磨は、アーセナル移籍に極めて近いているようだ。英紙『デイリー・メール』が報じた。
同紙によればアーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督がサンフレッチェ広島で活躍する浅野を高く評価しており、数日中に移籍交渉をまとめて正式契約を結ぶ見込みとしている。
またこれまではアーセナルによる将来に向けた投資で、移籍後は即レンタルで武者修行かと思われていたが、ヴェンゲル監督は浅野をトップチームに入れてトレーニングさせる方針だという。
今夏の移籍市場でストライカーの補強を目指していたアーセナルだが、24得点を挙げてレスターのプレミアリーグ制覇に貢献したジェイミー・ヴァーディーの獲得に失敗。次なるターゲットにしていたリヨンのFWアレクサンドル・ラカゼットは4500万ポンド(約62億円)という評価に見合わない高額な移籍金がネックになって二の足を踏んでいる。
そこでヴェンゲル監督は、ヴァーディーと同じく快足を武器にしているの浅野の獲得を優先事項としているようだ。日本代表で4試合に出場した経験を持つ21歳への評価はすこぶる高い。
先月29日に行われたU-23日本代表の試合後には「(アーセナル移籍報道に)ちょっとビックリしたけれど、どこに行ってもできる自信はあるし、行ったらどうなるのかなというイメージは持っている」と語っていた浅野。日本期待の“ジャガー”は初の海外挑戦を決断するのだろうか。
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