メッシ代表引退を語るマラドーナ氏【写真:Getty Images】
やはり天才を理解できるのは天才だけなのかもしれない。アルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナ氏は、先日代表引退を表明したバルセロナFWリオネル・メッシの最大の擁護者となっている。30日付けスペイン紙『アス』が報じた。
全世界から注目され、“アルゼンチン”という国を背負った男にしかわからないものがあるのだろうか。アルゼンチン代表がコパ・アメリカ・センテナリオ決勝チリ代表戦に負け再び準優勝が確定した後、メッシはインタビュアーとの会話で誰も予想していなかった代表引退を表明した。
メッシの代表引退はアルゼンチンという国全体を揺さぶる衝撃があり、様々な方面からメッシへの注目が集まっている。マラドーナ氏は「メッシは我々にこれ以上問題を大きくするなと言っているんだよ。決勝で2度負けた、国歌を歌わない…もういいよ。メッシはこう言ってるんだよ。“バケーションに行ってくるよ。静かにしておいてくれ。もし代表に呼ばれれば、考えるよ”、最高じゃないか」と過度の注目が集まっている状況を批判した。
さらにマラドーナ氏は「今は全員がスポーツディレクターで全員がPKキッカーだ。サッカーなんて真面目にやったことないやつらが集まって話し合ってる。そしてそんなやつらがサッカーについて図々しく話してる」と批判を続けた。
果たしてメッシの周りに一時の静寂が訪れることはあるのだろうか。
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