アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督【写真:Getty Images】
イングランド代表は、次期指揮官にアーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督の招聘を狙っているのかもしれない。『デイリー・ミラー』など複数の英国メディアが報じている。
EUROベスト16でアイスランド代表に敗れたことで、ロイ・ホジソン監督が辞任を表明し、イングランド代表監督は空席となってしまった。
後任にはU-21イングランド代表のギャレス・サウスゲート監督らの名前が挙がっているが、そこにヴェンゲル監督の名前が浮上しているという。
イングランドサッカー協会(FA)のマーティン・グレンCEOは、外国人監督も視野に入れて新たな指揮官を探していることを明らかにしている。
同紙によれば、FAはプレミアリーグ屈指の名将であるヴェンゲル監督を招聘するためなら1年間の猶予も検討しており、その間は暫定監督が指揮を執る可能性もあると伝えている。
グレンCEOは「これは非常に重要な決定である。正しい決断を下さなければならない。もし我々にその必要があるのなら、数ヶ月間待つことも正しい決断だろう」と語っている。
EUROではベスト16で姿を消したイングランド代表だが、9月4日にロシアW杯欧州予選の初戦となるスロバキア戦を控えている。
この試合が新監督の初陣となる可能性が高いが、グレンCEOは「W杯予選の初戦は新監督で迎えたいが、もしそれができないなら暫定的なプランも考えている」と明かしている。
ヴェンゲル監督は母国フランスのナンシーで監督キャリアをスタートさせると、その後はモナコ、Jリーグの名古屋グランパスを経て1996年にアーセナルの監督に就任した。
今季は11年ぶりの2位でシーズンを終えたアーセナルだが、リーグ優勝は12年遠ざかっていることでサポーターの不満が噴出し、退任要求行動まで起こされている。
【了】