アルゼンチン代表のリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
アルゼンチン代表FWリオネル・メッシの代表引退の撤回を求めて母国全体が立ち上がったようだ。28日にイタリアの『カルチョメルカート.com』が報じている。
現地時間26日に行なわれたコパ・アメリカ・センテナリオ決勝でアルゼンチンはチリにPK戦の末に敗れた。その試合後にメッシは代表引退の意思を表明している。
これを受けて、表明直後からソーシャルメディア上に「NoTeVayas(辞めないで)」というハッシュタグが大量に出現。翌日の27日にアルゼンチンのスポーツ紙『オレ』も1面に「NoTeVayas」というタイトルを載せた。すると、このメッセージが首都ブエノスアイレスの街の至る所に現れたようだ。
建物の壁全体やバルコニーにぶら下がった横断幕、そして看板や、さらには地下鉄の電光掲示板や道路情報掲示板に至るまでメッシへのメッセージで溢れかえっているようである。そしてその日、そのようなメッセージで埋め尽くされた中、メッシはブエノスアイレスへと到着したようだ。
さらに、同国の主要都市の道で代表引退の撤回を求めてデモ行進を行うことを企画した者もいるようである。ブエノスアイレスと、特にメッシの出身地であるロサリオで現地時間7月2日の18時に行われるようだ。
この活動がメッシの考えを変えさせることができるかどうかは誰にも分からない。しかし、少なくともアルゼンチンの誰もが母国のヒーローを失いたくはない証拠となるだろう。
果たしてメッシは現役引退の意思を撤回するだろうか。その去就に世界中の注目が集まる。
【了】