バルセロナのスタジアムであるカンプ・ノウ【写真:Getty Images】
バルセロナのスタジアムであるカンプ・ノウの観客席が、株券になるかもしれない。28日付け『マルカ』が報じた。
バルセロナのクラブ経済委員会のカルレス・トゥスケッツ会長は、理事会にてスタジアムの席を株式化する提案を行うようだ。
ファンはバルセロナの年間パスを購入することでクラブの会員となるが、トゥスケッツ会長の案では、それぞれの席を株券化して、年間パス購入者をクラブ会員ではなく、株主とするという。
それぞれの席には名義がつくようになり、株券となった席は年間物価上昇率で決まった値段か株式市場のように需要と供給で決められた値段をレンタル料としてクラブに支払うことになるが、その値段以上での転売も可能となる。
この案では年間パスの値段は今までの10倍以上に跳ね上がることになるが、バルセロナにとってはクラブの遺産を会員に与えることとなり、『クラブ以上の存在』という哲学をさらに強めることとなる。
果たしてこの案は可決することになるのだろうか。
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