サンフレッチェ広島の浅野拓磨【写真:Getty Images】
サンフレッチェ広島の日本代表FW浅野拓磨が、プレミアリーグの強豪アーセナルに移籍することで合意に近づいていると28日付の『copa90』が報じている。
21歳の浅野にはガンバ大阪の宇佐美貴史も加入することが決まったアウクスブルクが220万ユーロ(約2億5000万円)の獲得オファーを提示したともいわれている。
また、U-23日本代表のチームメイトである南野拓実が所属するオーストリアのザルツブルクやスイスのグラスホッパーなども興味を示していたが、アーセナルは他クラブよりも好条件を提示しているという。
アーセナルは浅野を獲得した場合、他クラブへレンタル移籍させて武者修行を積ませる意向のようだ。
過去にアーセナルは稲本潤一と宮市亮の2人の日本人が所属していた。今季のプレミアリーグでは2位で終え、来季は欧州最高峰の大会であるチャンピオンズリーグに19年連続で出場を決めている。
クラブを率いるアーセン・ヴェンゲル監督は若手育成に定評がある名将でもある。スピードスタータイプの選手を好む傾向にあり、過去にはセオ・ウォルコットを発掘して重宝した。
『copa90』はイングランドのロンドンを拠点とするメディアで、ニュースメディアとしてだけではなくサッカーに関するドキュメンタリー動画などを配信しており、世界各国の大手メディアとも業務提携している。
編集部はこの驚くべき移籍報道について『copa90』にコメントを求めたところ、「現地(イングランド)関係者からの確かな情報を得た。この報道に自信を持っている」との回答があった。
昨年のJリーグ最優秀若手選手にも輝いた浅野は、U-23日本代表候補としてリオ五輪での活躍にも期待がかかっている。
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