辞任したロイ・ホジソン監督【写真:Getty Images】
イングランド代表は現地時間27日に行われたEURO決勝トーナメント1回戦でアイスランドに敗れ、大会から姿を消した。
国内でもEURO初出場のアイスランドに敗戦したことで非難の声が上がっており、チームを率いていたロイ・ホジソン監督はこの試合の直後に辞任を発表している。
英紙『デイリー・ミラー』は「全くの屈辱である。イングランドのサッカー史上最悪の結果だ」と母国の敗退を厳しく批判している。
また、「過去のイングランド代表で最悪の監督のひとりとしてホジソンの壊滅的な4年間の支配は終わりを迎えた」と続けた。
イングランド代表のサポーターも選手たちに対して「お前たちはこのユニフォームを着るには似合わない」というチャントも送られている。
予選では全53チームのうち唯一の全勝で本大会行きを決めたイングランドだが、グループステージではロシアとスロバキアに引き分けて2位通過。試合前には圧倒的有利という見方の強かったアイスランドが相手だったが、1-2の逆転負けを喫している。
ホジソン監督はファビオ・カペッロ前監督の退任を受けて2012年5月に就任。EURO2012ではベスト8(※)に進出するが、2014年ブラジルW杯ではグループステージで敗退している。
(※)当時は出場国数が16チームだったため、ベスト8が決勝トーナメント1回戦に当たる
イングランド代表では通算55試合で指揮を執り、32勝14分9敗という成績だった。なお、後任にはU-21イングランド代表を率いるギャレス・サウスゲイト監督などが挙がっている。
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