イタリア代表を率いるアントニオ・コンテ監督【写真:Getty Images】
イタリア代表のアントニオ・コンテ監督は、イタリアが単なる“カテナチオ”のチームではなく、攻撃意識の強いチームであることを強調した。27日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。
現地時間27日に行われたEURO2016決勝トーナメント1回戦で、早くも前大会の決勝カードが実現。そこでイタリアが王者スペインに2-0で完封勝利を収め、見事に前大会のリベンジを果たした。
チームをベスト8へと導いたコンテ監督は、「我々は並外れた試合をしたよ」と試合後の興奮が冷めない中で話すと、「私はこれらの選手たちの中に何か重要で尋常ではないものがあることを分かっていたんだ」と選出した選手たちの活躍を称賛している。
イタリアは、堅守な戦術である“カテナチオ”が復活したと言われていたが、そのイタリアは攻撃でも強さを見せ、試合の大部分で王者スペインを圧倒した。
そのことについてコンテ監督は、「我々はイタリアがカテナチオでないことを証明したよ」と堅守だけではなく、攻撃意識の強いチームであることを強調している。
ベスト8は、イタリアにとって相性が良い宿敵ドイツとの対戦だ。
コンテ監督は、「きっと鳥肌が立つような試合となるはずだ」と話すと、「今はこの勝利を喜ぼう。そして体力を回復させ、試合の準備に取り掛かるよ。ドイツ戦は、きっとこの試合よりもさらにタフな試合になるはずだからね…」とすでにベスト8に向けて頭を切り替えている。
これから先も強豪ばかりが待ち構えているイタリア。しかし下馬評が低い時ほどイタリアは強い。王者スペインを倒したコンテ監督のイタリアは、悲願のEURO優勝を狙えるだろうか。
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