現在開催中のEURO2016でヨーロッパリーグ（EL）王者のセビージャ元指揮官ウナイ・エメリ監督の“ソックリさん”が話題となっているようだ。26日付のクロアチア紙『スポルツケ・ノボスチ』が報じている。

　エメリ監督のソックリさんに騙されたのはアーセナルのアーセン・ベンゲル監督。EURO2016の第1戦でトルコとクロアチアが対戦する試合開始前にとんでもない質問をしてしまったようである。

「それで？　パリ・サンジェルマン（PSG）とはもうサインをしたのかい？」

　ベンゲル監督が質問をしてしまったのは、クロアチア代表ドクターのトマスラヴ・マジャール氏だった。同氏の顔と先日セビージャを退任したウナイ・エメリ監督の顔がそっくりなのだ。そのエメリ監督は、来季のPSG新指揮官として最有力候補とされている。

　マジャール医師は、「ベンゲル監督がやって来た時に私は丁度ダビド・トレゼゲ氏と話をしていたところだったんだ。すると彼は私と握手をし、セビージャを率いてヨーロッパリーグ（EL）で優勝したことについて私を祝福してくれたよ。それから私がPSGと合意に至ったかどうかを尋ねて来たんだ」とその時の様子を説明している。

　マジャール氏に対して勘違いをしてしまったのはベンゲル監督だけではないようで、同氏はEUROでの数々のエピソードを披露している。

「その少し前に私はMFイヴァン・ラキティッチといたんだ。そこで私のことをエメリ監督と勘違いしていた多くの警備員から写真を撮らせてくれと頼まれたよ」

　エメリ監督と激似で頻繁に勘違いされるマジャール医師。しかし、同監督がEL三連覇を成し遂げた名将であることから、少なくとも損はしないはずだ。

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