PKを相手に与えてしまったポール・ポグバ【写真:Getty Images】
現役時代にJリーグの名古屋グランパスでもプレーした元イングランド代表FWのゲーリー・リネカー氏が、フランス代表MFポール・ポグバを非難した。26日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。
現地時間26日にEURO2016決勝トーナメント1回戦が行われ、フランスがアイルランドを2-1で下した。しかしポグバは、開始2分にペナルティエリアでシュート体勢に入ろうとしていたFWシェーン・ロングを倒していまい、フランスに高い代償を払わせる恐れのあったPKを献上している。
ポグバは、レアル・マドリーやマンチェスター・ユナイテッドが1億2000万ユーロ(約136億円)をオファーするとも言われている史上最高額の選手だ。だからこそ、開始早々にしてしまったこの不注意なミスが批判を受けることになってしまったようである。
英メディアの『BBCスポーツ』のコメンテーターであり、同メディアのサッカー番組『マッチ・オブ・ザ・デイ』の司会を務めるリネカー氏は、ポグバのそのパフォーマンスを見て、「ポグバは世界で最も過大評価されている選手ではないか?」と自身のツイッターで投稿。そしてこのツイートは、短時間で世界中にいるリネカー氏のフォロワーによって8000回以上リツイートされ話題を呼んだ。
しかしこのミス以降、ポグバのパフォーマンスは徐々に向上して行った。FWアントワーヌ・グリーズマンと共に攻撃陣の中心としてアイルランドに襲いかかり、見事に汚名を払拭させるパフォーマンスをしている。
必要以上に期待されている23歳のポグバ。しかし、これが史上最高額の選手としての宿命なのだろう。
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