元イタリア代表監督のディノ・ゾフ氏【写真:Getty Images】
元イタリア代表監督にして、伝説のGKディノ・ゾフ氏は、今EUROのスペイン代表は4年前の代表ほど強くないと見ているようだ。24日、スペイン紙『アス』が報じている。
2000年大会の準優勝監督でもある74歳のゾフ氏は、イタリアとスペインが決勝トーナメント初戦でぶつかることに、「遅かれ早かれ、優勝を目指すチームは強豪とぶつからなければならないものだ」と考えおり、「5分5分で拮抗した勝負になる」と述べる。
ゾフ氏と同じく、ユベントス、イタリア代表の監督を歴任する、アントニオ・コンテ監督には「個性を活かしつつ、この2年いつもやってきたことをやればよい」とコメントし、「スペインがボールを保持するであろうから、それを阻止せねばならない。同時に、カウンターでダメージを与えながら、彼らをゴールエリアから遠ざけるようにしたい」と自身のプランを述べた。
是が非でも、前回大会決勝での惨敗をリベンジしたいイタリアだが、ゾフ氏は「今回のスペインは、4年前に我々を圧倒したスペインではない。選手も代わり、時も経った」とチャンスがあることを示唆した。1968年にイタリアが唯一EUROを制した時のGKであったゾフ氏に、コンテアズーリは新たな歴史をプレゼントできるのか。
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