スペイン
スペイン代表のアンドレス・イニエスタ【写真:Getty Images】
【優勝オッズ】(ウイリアム・ヒル)
7.0(6月24日現在4位)
【FIFAランキング】
6位
【過去の最高成績(EURO本大会)】
優勝(2008年、2012年)
【主な選手(3人、一般的なフルネームで列挙)】
アンドレス・イニエスタ、ダビド・シルバ、セルヒオ・ブスケツ
【チーム完成度(%)】
80%(スペインを80%という基準)
シャビやシャビ・アロンソという、黄金時代を支えた中心選手が代表を離れはじめてとなるメジャートーナメントに臨んだスペイン代表。イニエスタ、セスク、シルバ、ブスケツといった経験あるテクニシャンに加えて1トップにはモラタ、左ウイングにはノリートが入る布陣を基本としている。
2連勝で迎えたグループステージ最終戦、クロアチア戦では、ゲームを圧倒的に支配しながら敗れてしまい2位通過となった。そのため決勝トーナメントでは強豪国ぞろいのやぐらに入り、厳しい戦いを強いられることとなっている。
課題を挙げるとすれば、クロアチア戦のように前線からの組織的なプレッシングを受けた際に多少の脆さがあるところか。ただ、チームとしての完成度の高さは疑うべくもない。相手を押し込んだときの崩しのパターンは豊富で、他の追随を許さない。前人未到の3連覇は十分に現実味がある。
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