フランス
フランス代表のアントワーヌ・グリーズマン【写真:Getty Images】
【優勝オッズ】(ウイリアム・ヒル)
5.0(6月24日現在1位)
【FIFAランキング】
17位
【過去の最高成績(EURO本大会)】
優勝(1984年、2000年)
【主な選手(3人、一般的なフルネームで列挙)】
アントワーヌ・グリーズマン、ポール・ポグバ、ディミトリ・パイエ
【チーム完成度(%)】
60%
グループAを2勝1分で1位通過した開催国フランス。組み分けに恵まれたことは無視できないが、ルーマニア戦とアルバニア戦では終了間際の得点で勝ちきっており、その勝負強さには目を見張るものがあった。
システムは4-3-3と4-2-3-1を併用。どちらもハマったという感じはない。ただデシャン監督によれば、ポグバは4-2-3-1のボランチでプレーする選手ではないという。トップ下をパイエと想定しているのであれば、ポグバを起用する場合は4-3-3が基本になる。開幕戦こそポグバ、グリーズマンの状態が心配されたものの、両者ともベンチスタートとなった2試合目以降は本来の実力を見せ始めている。
そして今大会のシンデレラボーイとなりつつあるディミトリ・パイエは一層の期待を集めている。開幕戦のルーマニア戦で決勝ゴールを奪い、アルバニア戦でも追加点を決めた。スイス戦でもコンディションは良好を感じさせ、もはやレ・ブルーの中心選手となっている。
フランスはEUROで1984年、2000年に優勝している。2016年で16年周期のEURO制覇を成し遂げることはできるか。陣容からすれば頂点に立っても全く不思議ではない。
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