ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
EURO2016、3戦目にしてようやく2得点と目が覚めた大黒柱のクリスティアーノ・ロナウドは、ベスト16で激突するクロアチアに敬意を払いつつも、虎視眈々と勝利を目指している。23日、スペイン紙『アス』が報じている。
優勝候補の一角ポルトガルにとって、全くの無風状態と思われていたグループFだったが、蓋を開けてみれば3分けの3位通過という結果。これについてロナウドは「敗退も頭をよぎる中、突破を果たし満足している」と述べた。
3-3と打ち合いになったハンガリーとの一戦を「多くの選手で攻め合って、多くのゴールを奪い合うという、少し奇妙なゲームだった」と振り返り、「2位で通過できると思ったが、アイスランドが最後の最後で勝ってしまったね」と少し残念そうに述べる。
ベスト16ではグループD1位のクロアチアとの対戦が控える。「スペインに勝てるチームはそうそうない。彼らをリスペクトしている」とコメントし、「可能性は5分5分だ。下を向かずに勝ちに行く」と力強く語った。
チームのエンジンが未だにかからない中で、史上初のEURO4大会連続ゴールという偉業を成し遂げたロナウドだが、「普通にやってきただけ」と素っ気ない。間違いなく、今欲しいのは個人の名誉より、代表としてのタイトルなのだろう。
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