前回王者チリが2大会連続の決勝進出を果たした【写真:Getty Images】
【コロンビア 0-2 チリ コパ・アメリカ準決勝】
コロンビア代表とチリ代表は現地時間22日、コパ・アメリカ準決勝で対戦した。
前日には開催国アメリカに勝利を収めたアルゼンチンが決勝進出を果たしており、もう一つのファイナリストを決める一戦は前回王者チリが序盤から圧倒する。
試合開始早々の7分、クロスボールのクリアを拾ったチャルレス・アランギスが押し込み、チリが先制点を奪う。
さらにチリはその4分後に追加点を挙げる。GKのロングフィードを拾ったアレクシス・サンチェスが単独で突破してミドルシュートを放つもこれはポストに直撃。しかしこれをホセ・フエンサリダが押し込んで2-0とした。
序盤に2点を奪ったチリのリードで前半を終えるが、ハーフタイムで思わぬハプニングが発生する。開催地シカゴに発生した強い雷雨によって後半開始が大幅に遅れ、約2時間40分後にようやく試合が再開した。
長いブレークタイムを経て同点に追い付きたかったコロンビアだが、さらなる不運に見舞われる。カルロス・サンチェスが2枚目のイエローカードを受けて退場となり、10人で2点差を追う状況に迫られる。
10人のコロンビアはクリスティアン・サパタがセットプレーで、ハメス・ロドリゲスがミドルシュートでゴールに迫るが、集中力を高めたチリから得点を奪うことができない。
結局最後までチリが10人のコロンビアを寄せ付けず、2-0で勝利してアルゼンチンが待ち受ける決勝に駒を進めた。
昨年1月に行われた大会でもチリは決勝でアルゼンチンと対戦しているが、PK戦の末に同国史上初の優勝を果たしている。
【得点者】
7分 0-1 アランギス(チリ)
11分 0-2 フエンサリダ(チリ)
【了】