イタリア代表を率いるアントニオ・コンテ監督【写真:Getty Images】
EURO2016で初敗北を喫したイタリアだが、指揮官のアントニオ・コンテ監督は選手たちのパフォーマンスに満足しているようだ。22日付のイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
現地時間22日に行われたEURO2016でイタリアはアイルランドに0-1で敗北。しかし、イタリアはこの結果とは無関係にすでにグループEで首位通過を決めている。
この敗北は、コンテ監督がイタリア代表監督に就任して以来、EUROで初の黒星となった。イタリアは、EURO予選から本選の第3節終了時までに9勝1敗3分の結果を収めている。
それでも、コンテ監督は選手たちのパフォーマンスに満足しているようだ。コンテ監督は、「選手たちに咎めるべきことはあまりないよ。試合をするには限界のピッチで行われたフィジカル重視のとてもタフな試合だった」と答えている。
これは、このリールのスタジアムのピッチが、芝生の酷い状態をカモフラージュするために緑色で塗装されているほどの荒れたピッチコンディションであることについて触れた発言だ。
そして、「私が望んでいた返答が全員から返って来たよ。だから負けてしまったのは残念だ」と敗北を悔やんでいる。
決勝トーナメントでは、スペインと早くも前大会の決勝カードが実現することが決まっているイタリア。すでにベスト16進出を決めていたためにこの試合では控え選手を中心に起用しているが、一発勝負となる次の試合には、またこれまで通りの堅守でシニカルなイタリアで挑みそうだ。
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