ファンの対応に感謝するジェラール・ピケ【写真:Getty Images】
スペイン代表のジェラール・ピケが、ゴール後のスペインファンの対応に感激した。21日に英メディア『ESPN FC』が報じている。
ピケはスペイン・カタルーニャ州バルセロナ出身で、現在はリーガエスパニョーラのバルセロナに所属していた。スペインでは過去にカタルーニャ州の独立問題で揺れたことがあり、カタルーニャ州とマドリード州は同じ国でありながらライバル意識がある。
そういった経緯もあり、ピケがボールを持つとスペインファンから口笛を吹かれることがあった。ただ、EURO2016のチェコ戦でゴールを決めたときには、スタジアムにいる観客が拍手で祝福した。ピケはクロアチア戦前に、この場面について振り返っている。
「口笛よりも拍手の方が遥かに嬉しいね。そうしてもらうための唯一の方法は、僕がピッチ上で良いプレーをするしかない。僕は重要な場面でラッキーなゴールを決めることができた。現時点で非常に良い状態だ。ファンは、それがただのサッカーではなく、愛国心を感じるための試合であることを認識させてくれたよ」
スペインはチェコ戦を1-0で勝利し、続くトルコ戦は3-0の勝利をおさめた。すでに決勝トーナメント進出を決めており、EURO3連覇に向けて前進している。
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