G大阪のMF堂安律【写真:Getty Images】
オランダ1部リーグ王者のPSVアイントホーフェンが、Jリーグのガンバ大阪に所属するMF堂安律への関心を認めた。蘭誌『フートバル・インターナショナル』などが報じた。
同誌によれば、PSVのテクニカルマネージャーを務めるマルセル・ブランズ氏が堂安の獲得に動くことで間違いないと認めているという。また、大手紙『テレグラフ』のPSV担当記者イェロエン・カプテインス氏もクラブが堂安への関心を認めたとSNSに投稿している。
PSVはオランダ・エールディビジ(1部)優勝23回を誇る国内屈指の名門クラブで、現在リーグ2連覇中。かつてバルセロナなどで活躍し、クラブOBでもある元オランダ代表のフィリップ・コクー監督がチームを率いている。
18歳の誕生日を迎えたばかりの堂安をオランダメディアは一様に「日本のトップタレント」と伝えており、コクー監督が獲得を望んでいるという。ただ選手本人にとって初めての海外移籍となるため環境や新たなスタイルに順応できるか確認するため、レンタルでの獲得となるようだ。
またPSVとしては堂安をすぐにトップチームに合流させるのではなく、しばらくは2部リーグに参加しているヨングPSV(主に23歳以下の選手で構成されたセカンドチーム)でプレーさせる意向だという。
現在オランダ2部のドルトレヒトに在籍しているU-23日本代表のファン・ウェルメスケルケン際も移籍当初はセカンドチームでプレーし、十分な力を身につけたと判断されてからトップチームとの契約を勝ち取った。すでにG大阪でトップチームデビューを果たしている堂安だが、オランダ移籍後は厳しい競争を乗り越えていかなければならないかもしれない。
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