論争を呼んでいるダビド・デ・ヘア【写真:Getty Images】
現在開催中のEURO2016を戦うスペイン代表GKダビド・デ・ヘアはスペイン政治家たちの選挙運動の格好の“ネタ”となっている。20日付けスペイン紙『マルカ』が報じた。
スペインでは昨年12月20日に行われた総選挙で新政府を樹立することのできず現地時間26日に2度目の総選挙を控える政治家たちが選挙活動を行っている。
デ・ヘアは現在、未成年暴行と売春疑惑をかけられている。フランスでセックススキャンダルに巻き込まれフランス首相・大統領まで言及することとなったレアル・マドリーFWカリム・ベンゼマのように、それぞれの政治家たちから“模範性”を求められている。
左派政党であるスペイン社会労働党ペドロ・サンチェス党首は「未成年暴行、売春疑惑に名前が浮上しているデ・ヘアが代表のGKとしてプレーするのを見るのは心地がいいものではない」と社会的に模範でなければならないと主張。新興政党ポデモスイニィゴ・エレホン報道官も「サッカー選手は良くも悪くもスポーツ選手以上の存在であり、模範的でなければならない。私は“常識”を使って答えている」と批判した。
ベンゼマは最終的にフランス代表を降格される結果となったが、果たしてデ・ヘアにはどんな未来が待っているのだろうか。
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