ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
ポルトガル代表の絶対的エースであるクリスティアーノ・ロナウドだが、代表チームで12年間も続く悪夢から未だに抜け出せないでいる。18日付のイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。
現地時間の18日に行われたEURO2016でポルトガルとオーストリアが対戦。ロナウドのPK失敗もあり、試合は0-0で終えている。
この試合でロナウドの試合出場数が128試合目を記録した。ポルトガルのレジェンドであるルイス・フィーゴ氏の記録を上回り、同国の歴代最多出場記録保持者となっている。
しかし、アイスランドと対戦した第1戦と同じように再びこの試合でもロナウドは期待外れで終わってしまった。2本のシュートはポストに直撃し、おまけに決勝ゴールとなり得たPKまで失敗。ロナウドがPKを外した回数は、ここ5試合で4回目だ。
とは言え、ロナウドの悪夢はすでに12年前から始まっている。
ロナウドが代表チームで初めて大きな国際大会に出場したのはEURO2004だ。母国開催、その上優勝は確実視されていたが、信じられないことに決勝戦でギリシャに敗れてしまった。この敗北がきっかけで、この12年間未だに決勝の舞台には戻れていない。
2006年にドイツで開催されたワールドカップ(W杯)では準決勝でフランスに敗れ、2010年に南アフリカで開催されたW杯とEURO2012の両方で隣国のスペインに敗れている。後者では、PK戦の末に再び準決勝で姿を消した。
そして今回のEUROフランス大会では、2試合を終えた時点ですでに期待外れのレッテルが貼られている。果たして4日後にこの汚名を払拭することができるだろうか。
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