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川崎F、福岡と引き分けステージ優勝決定逃す。鹿島が逆転首位浮上で最終節へ

text by 編集部 photo by Getty Images

大久保嘉人
川崎フロンターレのFW大久保嘉人【写真:Getty Images】

 明治安田生命J1リーグ1stステージ第16節が18日に行われ、全国各地で激しい戦いが繰り広げられた。

 今節の結果次第ではステージ優勝が決まってしまう中、2位から逆転を目指す鹿島アントラーズはアウェイでヴィッセル神戸と対戦し1-2で勝利を挙げた。北本久仁衛のゴールで神戸に先制を許しながら、土居聖真と遠藤康が前半終了間際と後半開始直後に得点を奪って逆転。そのまま守りきって鹿島が勝ち点3を積み上げた。

 一方、勝てば悲願のステージ優勝が決まる川崎フロンターレはアウェイでのアビスパ福岡戦に臨んだ。大黒柱の中村憲剛が欠場した川崎Fは序盤から劣勢に立たされる。

 最下位の福岡は金森健志が試合開始してすぐの9分と15分、立て続けにゴールネットを揺らして川崎Fから2点リードを奪う。勝たなければならない首位の川崎Fは42分に小林悠のループシュートで1点差とし、73分には大久保嘉人のPKで追いついた。

 しかし、必死の反撃も一歩及ばず。川崎Fは勝ち点1の上積みにとどまり、今節でのステージ優勝決定を逃した。そして1stステージ最終節を控え、鹿島が逆転で首位に立った。2位川崎Fを1ポイント上回り優勝戦線で有利な状況に立っている。

 25日の1stステージ第17節で鹿島は福岡と、川崎Fは大宮アルディージャとそれぞれホームで対戦する。この試合を首位で迎える鹿島は勝てば文句なくステージ優勝が決まり、川崎Fが逆転優勝するに大宮に勝った上で鹿島が引き分け以下に終わることを願わねばならない。果たして来週ピッチの上で最高の笑顔を見せるのはどちらのチームになるだろうか。

【了】

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