フランス代表のエンゴロ・カンテ【写真:Getty Images】
連勝スタートで早々と決勝トーナメント進出を決めたフランス代表。しかし、中盤の要MFエンゴロ・カンテはチームの戦術に若干の不安を感じているようだ。16日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
劇的ゴールの連続で、順風満帆に見えるフランス代表だが、カンテは「4-2-3-1のシステムが機能していない」と感じており、アルバニア戦では「リズムが欠けており、特に前半のクオリティに問題があった」と分析し、自身がプレーするレスターの「4-3-3」でのプレーが「より快適だ」と述べている。
それでも「重要なのは勝つこと」と述べるカンテは、「もっとクオリティを高めることはできる。アルバニア戦の前半が悪かったのはみんな分かっている。後ろを固めてくる相手へのゲームは簡単じゃない」と話す。
劇的な試合が続いているのは、ある意味でゲームを圧倒できていないことの裏返しでもある。しかし、こうした状況に「ストレスは感じていない」とカンテは語る。「メンタル的に好調だ」と語る25歳は、レスター同様に、フランス代表でもキープレーヤーになりつつある。チームの熟成のために奮闘する姿は、ファンにとって頼もしく映っていることに違いない。
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