レアル・マドリーのカゼミーロ【写真:Getty Images】
コパ・アメリカでまさかのグループリーグ敗退を喫したブラジル。A代表と五輪代表を兼任していたドゥンガ氏の解任を受け、新たに五輪代表監督に就任したロヘリオ・ルカレ氏はMFカゼミーロのオーバーエイジ枠での召集を望んでいるようだ。17日、スペイン紙『アス』が報じている。
コパ・アメリカでもプレーしていたカゼミーロだったが、チームの予期せぬ早期敗退により、ブラジルサッカー連盟は、同選手のリオ五輪への参加打診を所属クラブのレアル・マドリーに行うことを決めたようだ。しかし、マドリー側は同選手が7月15日からの新シーズンのスタートに参加するものと見込んでおり、8月9日のセビージャとのヨーロッパ・スーパーカップへの出場も有力視され、代表と所属クラブ間の綱引きが始まると思われている。
それでもブラジルメディアは、カゼミーロが五輪出場を望んでいることを確信しており、29日のブラジル五輪代表発表に、彼の名前があると思っているようだ。オーバーエイジには、ネイマール、カゼミーロ、チアゴ・シウバ、フェルナンド・プラスの中から3人が選出されると見込まれている。
ブラジル五輪代表は8月4,7,10日にそれぞれ南アフリカ、イラク、デンマークと対戦する。コパ・アメリカでの敗退もあり、地元開催の五輪での金メダル獲得は至上命令である。そのためにもマドリーのダイナモ、カゼミーロの存在はカギとなりそうだが、果たして選出は実現するのだろうか。
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