C大阪時代の清武弘嗣【写真:Getty Images】
日本代表MF清武弘嗣がハノーファーからセビージャに移籍したことで、古巣である大分トリニータとセレッソ大阪が恩恵を受けることとなった。
FIFAは、選手が契約内で移籍した場合、12歳から23歳までに在籍したクラブに育成金として移籍金の一部が分配される『Solidarity Contribution(=連帯貢献金)』を定めている。
報道では、清武の移籍でセビージャがハノーファーに支払った移籍金は650万ユーロ(7億8000万円)とされている。
FIFAの規約に基づけば、15歳から20歳まで所属していた大分は2145万円、それ以降に所属したC大阪は1170万円を手にする権利がある。
なお、移籍先のクラブは30日以内に育成クラブに連帯貢献金を支払わなければならず、18ヶ月が経過しても支払いが確認されない場合は選手が所属する協会に支払い、育成部門の発展に使用しなければならない。
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